みなさん、こんにちは
今回は賃貸物件を借りるにあたって必須条件になりつつある保証会社のお話です。保証会社とは何か、保証会社の意味、メリットやデメリットをご説明いたします。
~保証会社とは~
まず保証会社とは入居者が負担して加入し、家賃や退去時にかかる費用が払えなくなった際に入居者の代わりに「立て替えて」オーナー様に支払うことをする会社のことです。賃貸契約の際に出てくる保証金や火災保障とは別物になりますのでご注意ください。
お部屋の入居お申込みをする際に保証会社加入必須、保証会社利用可、連帯保証人必須、緊急連絡先必須の4パターンに分かれています。私が働いていた頃は保証会社必須が半分以上(現役時代は体感7割以上)となっていましたね。
~保証会社が増えてきた理由~
・信用情報の電子ネットワーク化(信用情報を審査時に調べるのでオーナーさんが安心)
・学生の親御さんの平均年齢が上がったことにより在学中に定年がくる(結婚の晩年化)
・単身社会人、ご夫婦、ご年配の方の連帯保証人を頼める相手の減少(核家族化)
・リーマンショックやコロナ危機による失職、日本の終身雇用の変化(世界情勢の悪化)
連帯保証人の高齢化、、外国籍の入居者さんの増加、etc…
~保証会社の意味~
保証会社は連帯保証人を頼める人がいない方や連帯保証人の審査が不安な方、不安な家賃や退去費用の未払いを考えるオーナーさんや管理会社からは救世主といっていいでしょう。私が学生街の店舗で働いていた頃は連帯保証人から保証会社へ主流が入れ替わっていった時代でした。昔からのオーナー様の中には人と人の関りを失くしたくないと連帯保証人のみ必須を貫く方もいらっしゃいましたが上記の理由から切り替えていくオーナーさんが多かったのです。
~保証会社のメリット・デメリット~
入居者さんにとってのメリット・デメリットは
・連帯保証人を頼める人がいなくても入居申し込みができる
・今まで連帯保証人に必要だった書類が必要なくなる
・保証会社によってはクレジットカードからの家賃引き落としでポイントが付く
・費用負担があり、保証会社の種類が選べないとこもある
・家賃滞納や退去費用未払い等の問題を起こした時に信用情報に傷がつくことがある
オーナーさんにとってのメリット・デメリットは
・家賃滞納や原状回復費用の心配が減り、敷金を下げることができる
・保証会社によってはさらに手厚い保証がつくこともある
・途中で連帯保証人から保証会社に切り替える場合、保証は切り替えたタイミングから
・保証会社によっては手続きが多かったり面倒なことも
まとめ
保証会社の必須化はこれからも広がっていくのはほぼ決定事項かと思います。入居者さんには費用負担や家賃滞納した際の信用情報に傷がつく恐れなどのデメリットもありますが、私は営業時代に敷金の減額などの交渉に使って連帯保証人の時より安く初期費用を設定してもらうこともありました。(まぁ今はもう交渉した後の条件ですと言われることもありましたが・・・)また、オーナーさんによっては営業マンと保証会社がOKならと承認と判断を任せてくれる基準となったりもします。どうしても保証会社を使いたくない、保証会社が通らない気がするという方には候補数は減りますが保証会社の必要ない賃貸物件やUR物件などもあります。営業マンが頑張ってくれるでしょう。
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